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眠れない夜にラビが教える3つの知恵 〜今夜から実践できる過ごし方

  • 執筆者の写真: 石川尚寛(Naohiro Ishikawa)
    石川尚寛(Naohiro Ishikawa)
  • 23 時間前
  • 読了時間: 4分

眠れない夜にラビが教える3つの知恵 〜今夜から実践できる過ごし方


午前3時。布団の中で何度も寝返りを打ちながら、時計の数字が変わっていくのを眺めている。そんな夜を過ごしたことはありませんか。


僕も時々、そういう夜があります。何かを心配しているわけでもないのに、なぜか目が冴えてしまう。そんな時、ユダヤのラビたちが伝えてきた知恵が、静かな光になってくれることがあるのです。


今日は、眠れない夜に役立つ3つのラビの教えをご紹介します。どれも今夜からすぐに実践できるものばかりです。


ラビの教え1:心を整える「シェマ」の知恵


最初の教えは、「聞く」ことから始まります。


ラビ・エリエゼルはこう言いました。「夜中に目が覚めたなら、まず耳を澄ませよ。世界は眠っていても、神の声は決して途絶えることはない」


これは詩篇119篇62節「真夜中に、私は起きてあなたに感謝します」という言葉に基づいています。


具体的な実践方法はこうです。


目が覚めたら、まず静かに呼吸を整えます。そして、外の音に耳を澄ませてみてください。遠くの車の音。風の音。あるいは、自分の心臓の鼓動。その一つ一つに「これは神様が今、私に与えてくださっている音だ」と思いを向けてみます。


ラビたちはこれを「シェマ・イスラエル(聞け、イスラエルよ)」の精神と言いました。聞くという行為そのものが、すでに祈りなのです。


ラビの教え2:感謝の数え歌


二つ目の教えは、ハシディズムのラビ、ナフマン・ブラツラフ師の言葉です。


「感謝の言葉は、暗闇の中のともしびである。一つ一つの感謝が、心の中の暗い部屋を照らすのだ」


彼は弟子たちにこう勧めました。眠れない時には、今日一日にあった感謝すべきことを数えてみなさい、と。たとえ小さなことであっても、三つ、五つ、十と数えていくうちに、心が温かくなってくる。


例えばこんな感じです。

「今日、美味しいご飯を食べられたこと」

「家族が無事でいたこと」

「見上げた空がきれいだったこと」

「誰かに親切にしてもらったこと」

「健康でいられたこと」


大切なのは、数を数えるように感謝を挙げていくこと。ラビ・ナフマンは「感謝の数が増えるほど、心の闇は減っていく」と教えました。


ラビの教え3:全てを委ねる「ヒシュタヴト」


三つ目の教えは、バアル・シェム・トーブが伝えた「ヒシュタヴト」という考え方です。


これは「心の平穏」「全てをあるがままに受け入れる」という意味の言葉です。眠れないことに焦ったり、あれこれ考えすぎたりする心を、そっと手放す練習です。


具体的には、頭の中に浮かんでくる考えを、ただ川の流れに浮かぶ葉っぱのように眺めます。「ああ、また心配事が浮かんできたな」「あ、明日の予定を考えているな」と気づいたら、また呼吸に意識を戻します。


ラビ・メナヘム・メンデルはこう言いました。「眠れない時に無理に眠ろうとすると、かえって目が覚めてしまう。まるで、握った砂が指の間からこぼれ落ちるように。手を開いて、全てを神に委ねなさい」


今夜からできる3ステップ


これら三つの教えを、今夜から実践できるシンプルな流れにまとめてみました。


ステップ1:耳を澄ます(2分)

目が覚めたら、まずそのままの姿勢で周りの音に耳を澄ませます。何も聞こえなくても、「静けさそのもの」に耳を傾けるつもりで。


ステップ2:感謝を数える(3分)

今日あった感謝すべきことを、心の中で数えます。3つでも5つでも構いません。指を折りながら数えると、より効果的です。


ステップ3:全てを委ねる(5分)

浮かんでくる考えをただ眺め、呼吸に意識を戻します。最後に「すべてをあなたに委ねます」と心の中で唱えてみてください。


たったこれだけのことですが、ラビたちは何世紀にもわたってこの知恵を実践し、伝えてきました。


眠れない夜は、神様からの贈り物


最後に、もう一人のラビ、アブラハム・イブン・エズラの言葉を紹介します。


「神は昼の光の中だけでなく、夜の闇の中でも人と出会われる。むしろ夜の方が、人は飾らず、偽らず、ありのままで神の前に立つことができる」


眠れない夜は、決して無駄な時間ではありません。むしろ、昼間の忙しさでは気づけない声に耳を澄ます、特別な時間なのかもしれません。


どうか今夜、もし目が覚めてしまったら、この三つの知恵を試してみてください。あなたの夜が、静かな平安で満たされますように。


僕のささやかな願い


こんなことを考えながら、僕は日々、モーセ五書から神様のメッセージをマンガで描いています。眠れない夜のともしびとなるような、神様の約束の数々を、少しでも多くの方と分かち合いたいと願っています。


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