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「あなたのため」という言葉に、ふと、ひっかかるようになりました。
「あなたのため」という言葉に、ふと、ひっかかるようになりました。 良かれと思ってしたことが、 実は「感謝されたい」という気持ちや、 「正しいと思われたい」という 自分自身のエゴだったんじゃないか。 そんなふうに、自分の心がチクッと刺さる瞬間が、 最近、増えている気がします。 「利他」という美しい言葉の裏に、 「押しつけ」が隠れていないか。 そんな問いを抱えながら、モーセ五書を読み返していました。 そこで、ある一節が胸に深く突き刺さりました。 創世記22章2節。 神がアブラハムに、最愛の息子を捧げるよう命じる、あの難しい場面です。 「あなたの息子、あなたの愛する独り子イサクを連れて……」 ここで「愛する」と訳されたヘブライ語は、 「アハヴ(אָהַב)」 という言葉です。 実はこの「アハヴ」、 聖書全体で人間が誰かを「愛する」文脈で使われるのは、ここが最初なのだそうです。 神はわざわざ、 「あなたが愛する」 と強調されました。 そのことに、深い意味を感じずにはいられません。 わたしたちは、愛する人や、正しいと思うことに対して、 無意識のうちに...

石川尚寛(Naohiro Ishikawa)
6 日前読了時間: 3分
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